駐車場を借りる時に必要な月額保証料って何？毎月払わないといけない？

2022-04-27 お金のこと, 基礎知識

賃貸物件を借りるときに、保証料が月額費用として掛かる物件があります。
賃貸物件を借りる条件だから仕方がなく支払っているけど、この保証料って何だろう？と思ったことはありませんか？

実は保証料というものは、賃貸物件を貸す人にとって非常に大切な費用です。
なぜかと言うと、保証料は借りている人が賃料を滞納したときに、賃貸保証会社が代わりに滞納分の賃料を保証するのに必要な費用だからです。

賃貸物件を借りるときに、入居審査などをされる場合があります。
この審査は、借りている人が賃料保証会社の保証を受けられるかどうかを審査しているわけです。

賃料保証会社の保証料は毎月支払わないといけない費用なのか？
■ここでは、みなさまの疑問を解消するため、月額保証料の相場も含め、月額保証料とは何か解説します。

月額保証料とは

賃貸物件を借りる人が賃料を滞納したときに、賃料保証会社が滞納した賃料を代わりに支払います。
賃料保証会社は滞納した賃料を支払う代わりに、保証料を借りている人から受け取ります。

この保証料が、月額保証料です。

貸す人からすると、借りている人が賃料を滞納することは大きなリスクです。
このリスクを回避するために、賃貸物件を借りる人には、賃料保証会社の保証を受けることを条件に貸すことが多いのです。

賃料保証には、賃料保証会社の審査が必要になります。

この審査は審査する会社により、非常に厳しい審査からかなり甘い審査まで、審査の仕方に幅があります。
賃料保証の会社は、貸す人や不動産管理会社が指定するため、原則、借りる人は選ぶことができません。

どうしても大家さんが指定する賃料保証会社を使用したくない場合は、賃料保証会社選択可の物件を選ぶか、大家さんに直接交渉するしかありません。

審査が厳しい会社は、信販系保証会社と言われる会社です。
信販系保証会社とは、審査に販売信用取引の信用情報を利用する家賃保証会社です。

販売信用取引とはクレジットのことを指します。
例えば、オリコフォレントインシュアやアプラス、ジャックス、セゾンなどが信販系保証会社です。

信販系の保証会社ですと、クレジットを審査しますので、滞納や自己破産、債務整理など調査されます。
このような事項に該当すると、審査はまず通過しません。

反面、独立系保証会社ですと、審査に落ちることはほとんどありません。
独立系保証会社はクレジットを審査の対象にしていないこと、滞納リスクに備えて月額保証料を高くすることで審査が甘くなります。
例えば、アールエムトラストやアルファー、イントラスト、SFビルサポートなどが独立系保証会社です。

賃貸物件の審査は、まず信販系保証会社の審査から行われる傾向があります。
信販系保証会社の審査が通過しなかったのちに、独立系保証会社などの審査を行うケースがほとんどです。

どの施設でも必要な費用？必ず払わなきゃいけないの？

賃貸物件を貸す条件として、賃料保証会社の審査が条件になっている場合は、月額保証料は必ず支払わなければいけません。

逆に、賃貸物件を借りるときに、連帯保証人を立てれば賃料保証会社が必要が無い場合、そもそも保証が必要ない賃貸物件の場合は月額保証料の支払いは必要ありません。
なお、賃料を滞納して、賃料保証会社が賃料を肩代わりした場合、滞納した人は賃料保証会社から肩代わりをした賃料分や利息などを請求されます。
賃料保証会社に肩代わりしてもらったから、それで終わりというわけにはいきません。

そして、月額保証料を滞納してしまった場合は、賃料と同じことですので、緊急連絡先や職場に連絡がいってしまいます。
それでも月額保証料の滞納が続く場合は、ブラックリストに登録されることもありますのでご注意ください。

相場はいくらなの？