現在、日本国内にはどれくらいの自動車が登録されていると思いますか?
2022年1月末現在、なんと約8,200万台の自動車が登録されています。
(引用元:一般社団法人自動車検査登録情報協会HP)
日本の人口は2022年1月1日現在、約1億2,500万人で主に車両を運転をすると思われる15〜64歳の人口は約7,400万人です。
(引用元:総務省統計局HP)
この数字だけ見ると、運転する人口よりも自動車の登録台数の方が多くなってしまっています。
自動車社会と呼ばれるようになった理由は、この自動車の登録台数の多さです。
そして、自動車が増えれば増えるほど、車両を駐車しておく場所が必要になります。そのため、駐車場の数もますます増える一方です。
また、駐車場が増えるにつれて、駐車場の形式も進化することになりました。
その形式の1つである多層式駐車場が、今回紹介させて頂く駐車場の形式です。
■ 多層式駐車場とは、どのような形式の駐車場なのか、メリットやデメリットなども含めて解説します。
多層式駐車場とは、平面駐車場の対義語であり、平面一面しかない駐車場ではない駐車場のことです。
一般的に多層式駐車場は、立体駐車場と呼ばれています。
立体駐車場は、何層にも駐車場が重なり多くの自動車やバイクなどが駐車できるようになっている駐車場のことです。
多層式駐車場には、大きく分けて機械式立体駐車場と自走式立体駐車場の2つの形式があります。
多層式駐車場はさまざまな場所で利用されており、それぞれの多層式駐車場の形式により存在している場所が変わります。
1.機械式立体駐車場は、狭い敷地に多くの車両を駐車しないといけない場所に多くあります。
具体的には、都心部の駅前やオフィス街などです。
また、都心部の分譲マンションの駐車場にも機械式立体駐車場が採用されていることがあります。
2.自走立体式駐車場は、とにかく駐車台数を確保しなければいけない場所に多く存在しています。
都心部から郊外まで幅広く存在しています。
特に、地方都市の大型ショッピングモールに併設されているケースが多いです。
自走式立体駐車場は、比較的駐車場の敷地が多く取れる場所に利用されている傾向があります。
多層式駐車場の主なメリットは以下のとおりです。
駐車場利用者から見たメリット
駐車場経営者から見たメリット
多層式駐車場のデメリットは以下のとおりです。
駐車場利用者から見たメリット
駐車場経営者から見たデメリット
自走式立体駐車場の場合は、平面駐車場とほぼ変わりなく使用できると思いますので、ここでは機械式立体駐車場の利用方法について説明します。
まずは、機械式立体駐車場の入庫方法です。
次に、機械式立体駐車場の出庫方法です。
以上が一般的な機械式立体駐車場の入出庫の方法です。
多層式駐車場は今や車両に乗っている方であれば、誰もが利用したことがある形式だと思います。
駐車場にもさまざまな形式があり、それぞれにメリットやデメリットが存在します。
利用する際は、それぞれのメリットやデメリット、利用法を確認して頂き、事故のないよう多層式駐車場を利用ください。